サメ、牛、その他の動物から抽出された軟骨は、コンドロイチン・サルフェイトなどのムコ多糖体、タンパク質、カルシウム、硫黄、コラーゲンから成る結合組織の一種です。コラーゲンは軟骨、骨、皮膚など、ほとんどの結合組織に存在するタンパク質です。ゼラチンは食品に一般的に使用されるコラーゲンの一形態で、髪や爪の構造や健康を改善する効果があるといわれています。コラーゲン加水分解物は牛のゼラチンを酵素分解することによって生成されます。コラーゲンは前立腺がんや皮膚がんに効果があるといわれています。
通常、牛軟骨の場合は1日3回、1回1gを、サメ軟骨の場合は1日60gまたは100g が推奨摂取量ですが、これは動物実験等の結果に基づくもので、その安全性や効果はプラセボ対照試験によって立証されたものではありません。サメ軟骨に含まれるカルシウムの量は安全とされる推奨摂取量の上限である1日2〜2.5gを上まわっています。関節リウマチの治療にII型コラーゲンを用いる場合の投与量は1日0.02〜10mgと少量です。また、ゼラチンやコラーゲン加水分解物の推奨摂取量は1日7〜10gです。
臨床的データに基づくものではありませんが、理論的には循環器疾患患者や、妊娠中あるいは妊娠の可能性のある方、過去30日以内に手術を受けた方や、激しいトレーニングをしている運動選手の方は軟骨を摂取しないほうがよいでしょう。
サメ軟骨はカルシウムを含んでいるので、大量のサメ軟骨(1日60〜100g)を摂取している方は大量のミネラルを消費している可能性があります。しかし、サメ軟骨摂取によるカルシウム毒性の報告は今までに1件もありません。ゼラチン、コラーゲン加水分解物、II型コラーゲンが重い副作用をもたらしたとう報告はありませんが、鶏や牛にアレルギーのある方はご使用前に医師に相談したほうがよいでしょう。この記事が書かれた時点では、軟骨との薬物間相互作用は報告されていません。
出典:
Healthnotes